製品の紹介
ポータブルフューエルプローブ
一、紹介
ポータブルフューエルプローブFDM 6000は、斯派超科技公司と米海軍が共同で開発し、表面音波センサー技術を用いて、油様ボトル中の「頂部空間の蒸気」を測定することにより潤滑油中の燃料含有量を測定し、その作用はエンジン油中の燃料の汚染状況を監視することである。
燃料嗅ぎ器は「ヘンリーの法則」に基づいて開発された:燃料蒸気の濃度は潤滑油中に存在する燃料の含有量に比例する。
燃料嗅ぎ器内蔵サンプリングポンプは燃料蒸気を表面音波センサに送り、表面音波センサはその周波数の変化に基づいて炭化水素(燃料の主成分)の含有量を測定する。
二、燃料希釈
燃料希釈:燃焼不完全な燃料は高圧下でピストンリングを通ってクランクケースに入り、エンジン油を汚染する。
(一)発生原因:
1、常に始動する内燃機関、
2、多すぎるアイドル運転と低温運転、
3、燃焼不完全+燃料システム漏れ、
4、研究によると、燃料希釈燃料は燃料総消費量の約0.36%である。
(二)危害性
1、低温条件下で運転時のディーゼル希釈はワックス質を形成し、起動時に油圧低下乃至貧油を形成する、
2、燃料中の不飽和芳香族炭化水素は酸化剤であり、それはアルカリ値を急速に低下させ、油を濃厚にし、油流が阻害されて貧油になる;
3、粘度を下げ、例えば15 W 40が5 W 20になると、油膜が薄くなり、ピストンリング、シリンダスリーブ、軸受の摩耗が激しくなる、
4、漏れた燃料はシリンダ壁の潤滑油を洗い流し、ピストンリング、シリンダスリーブの摩耗を加速させ、ひいてはブローバイガスを引き起こし、燃費が増加する、
添加剤の効果を下げる、
5、バイオ燃料ディーゼルエンジンによる問題は酸化安定性、濾過網の詰まり、沈殿物の形成、蒸発によるクランクケースの凝集などより深刻である。
三、主な特徴
1、1本の較正曲線のみを支持する、
2、分析速度が速く(約1分)、結果が正確(測定値の10%)、
3、使用コストが低く、化学試薬やその他の消耗品が必要ない。